「STEシミュレーション研究会-太陽地球惑星系探査とシミュレーション研究–」のお知らせ

2016年8月31日(水)~9/2日(金)に東北大学・青葉山北キャンパスを会場として「STEシミュレーション研究会」を開催します。
打上を目前に控えるジオスペース探査衛星ERGや水星探査計画BepiColomboの紹介、太陽地球系科学・プラズマ科学に関するシミュレーション全般、領域間/スケール間結合モデル、宇宙天気シミュレーションなどの最新の研究成果についての発表が予定されています。

場所は理学研究科合同C棟・4階講義室です。プログラムなどの詳細はこちらのページをご覧ください。

[2016/8/6] 上杉神社に参拝 〜ERG衛星の射場出荷へ〜

(by 笠羽)
ジオスペース探査衛星ERGの,射場(鹿児島県・内之浦)への出荷に向けた最終試験が終盤となりつつあります.私はこれに搭載する主要機器の1つPlasma Wave Experimentの責任者の片割れですが(PI:金沢大・笠原さん,Co-PI:京都大・小嶋さん金沢大・八木谷さん,私.他にも富山県大,名古屋大など),うちの機器は衛星レベル試験に入った3月以降,二週間に一度ぐらいのペースで各種様々なトラブルに見舞われております.何が起きどう解決してきたか,「打上がうまくいき,うちの15m アンテナ4本が無事宇宙空間で伸展を遂げたら」紹介いたしますが,まずはさっさと心置きなく宇宙に向かっていただきたい・・・のだが,自分の日頃の行いには確信を持てないので,「神頼み」もせねばなるまい.

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有名な「毘」(毘沙門天)と「龍」(不動明王)の旗が翻る,真夏の米沢・上杉神社,気温35℃.なお,廟所には,この2つに加えて「紺地朱の丸」(青地に赤丸)の旗があり.

・・・ということで,本日,山形県は米沢市にある上杉神社を巡礼して参りました.仙台から110 km.「福島飯坂で東北道を降り国道13号経由」で二時間弱です.旧米沢城の丸の内にあり,城趾内には「伊達政宗生誕の地」の碑が・・・ん? 伊達家は元々は福島〜米沢が本拠で,秀吉に飛ばされ宮城に移ったんでしたね!

とはいえ,我が家から徒歩10分の大崎八幡宮(うちの散歩コース.でも本殿は国宝)ではなく「上杉神社」のお札にした理由は,伊達家にではなく,日本の宇宙科学に由来します.私のD論ネタとなった日米共同磁気圏観測衛星Geotail(1992年,米・ケネディ宇宙センターから打上)を運用していた宇宙研の部屋には「上杉神社」のお札が飾ってありました.上杉神社といえば上杉先生.宇宙研の元「大ボス」,Geotailでは工学側の総元締.運用当番が回ってくるたびにお世話になりました.GeotailはJAXAの最長寿衛星(だと思う)としてほぼ無傷のまま未だに飛んでいるので,「あやかっておこう」という趣旨です.ERG関係者の中で米沢に最も近いのは東北大メンバーですので,僭越ながら全国・台湾および世界に散らばる全関係者を代表し,(うちの研究室用と)宇宙研の衛星試験室・運用室用のお札を頂いて参りました.8/10に宇宙研側コアメンバー(篠原・高嶋)に押し付ける予定です.ついでに,NEC・ERG担当の氏家さん(本研究室OG.東北大初代小型衛星の主)用の「かねたん印」お菓子も持っていくので,ついでにお渡しをお願いする予定です.

上杉先生のご退任は2006年,もう10年前です.が,その後もハワイの空港のチェックインカウンターでばったりお会いしたこともあり(宇宙工学の国際研究会が私が観測に行った週にあったらしい),お元気なようでなによりです.上杉家代々の皆様共々,我々をお護りくださいませ.このお札の霊験あらたかに,ERGが予定される使命を全うせんことを祈ります.
(これでもまだ何か起きるようなら,伊達家代々の皆様のお力も借りに,大崎八幡宮にも行かねばなるまい...こちらはいつでも行けますけど.青葉城趾を引き継がせて頂いた東北大がやっている仕事でございますので,そのよしみでどうぞ我々をお護りください.)

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帰途も何事も起きず,無事持ち帰った上杉神社のお札x2.上杉家廟所で頂いた「”毘”の字が赤く輝く折り紙の兜」もサービスで付けましょう! なおGeotail運用を加護する上杉神社のお札は,今でも健在とのことです(さきほど生情報で確認).

[2016/7/11-15] 木星探査機JUICE/RPWIチーム会議

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開発責任者のJ.-E.Wahlund博士による研究対象に関する議論の一コマ

7月11~15日に「木星探査機JUICE 電波・プラズマ波動観測装置 RPWI チーム会議」が理学研究科合同C棟で開催されました。「JUICE」 は「JUpiter Icy Moon Explorer」の略で、木星の4つのガリレオ衛星のうち、氷の地殻を持つと考えられている3つの衛星、エウロパ、ガニメデ、カリストを主な観測対象とした探査機です。JUICE計画はESA(欧州宇宙機関)が主導し、日本と米国も参加し科学搭載機器の開発が進められています。JUICEは2022年に打上げられ、2029年に木星系に到着、その後、約4年に渡り木星を周回し、ガリレオ衛星を巡りながら観測を行う予定です。JUICEには各種撮像装置やレーザー高度計等の衛星表面を計測する機器に加えて、プラズマ計測器や磁場計測器等、木星や衛星周囲の電磁現象・環境を計測する10を越える科学計測器の搭載が予定されています。「RPWI」はその一つで、名称は「Radio and Plasma Wave Investigation」(電波・プラズマ波動探査装置)の略、0~1.6MHzの電場、80KHz~45MHzの電磁波を計測する装置です。RPWIの開発にはヨーロッパの5カ国と日本が関わっており、開発責任者はスウェーデン宇宙物理研究所のJ.-E.Wahlund博士がつとめています。日本は、共同開発責任者を担う本専攻 笠羽康正教授の他、本専攻 太陽惑星空間系領域の4名の教員と学外の研究者・技術者とともにRPWIの高周波数電波受信部の開発を行っています。RPWI開発は2019年までの完成を目標に進められており、現在は、試作機の特性確認に基づき開発要素の洗い出しと改良に向けた策定を行っている段階です。今回の会合は、ヨーロッパ、日本のチームメンバー30余名が一堂に会し、進捗状況や開発に関わる情報を確認・共有するとともに、互いの機器の接続方法や共通部分の仕様について議論し、今後の開発に向けた諸仕様の決定や課題の整理・明確化のために行われたものです。

#木星探査機JUICEについては以下もご参照下さい。
https://juice.stp.isas.jaxa.jp/
http://sci.esa.int/juice/

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2016-JPGU

S_4629359703402みなさん、こんにちは! もうすぐ梅雨の蒸し暑い季節ですね。さて、5月末、幕張メッセで開催されたJPGU(日本地球惑星科学連合大会)行ってきました。地震、火山、大気、海洋、環境問題、放射線問題、惑星などなど多分野の人が集まり、幕張メッセが大にぎわい。驚くことに同時に10以上の口頭発表があちこちで開かれていたようです。

先輩方や先生方はポスター発表や口頭発表をしていましたが、B4の僕らは発表が無かったので、あちらこちらの分野のセッションに潜入して自由に楽しんだり、交通費を賄おうとせっせとバイトしまくったり、アルバイトで一緒になった他大学の学生と友達になったり、いろいろ気楽に過ごさせていただきました。

日本だけでも地球惑星の分野であんなに多い研究者・学生がいるとは思いませんでした。これから多くの知り合いを作っていきたいです!                惑大 学部4年 代

 

 

C領域合同蔵王BBQ

当初の予定は5月1日でした。しかし、雨で順延。

迎えた5月7日、又しても雨の中、今回は強硬開催を決断しました。

C領域合同の蔵王観測所でのBBQの活動報告です。

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雨降りの中、ブルーシートを建物にくくりつけてテントにしました。

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強風でブルーシートがビリビリに破けてしまったことは、内緒です。( *`ω´)

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イノシシ肉をいただきました。牛とも豚とも違いますけど、美味しかったです。

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みんなでわいわいガヤガヤ(⌒▽⌒)

あ、そうそう。この時、山菜の天ぷらも作る予定だったんですけど、油と小麦粉と卵、持ってくるの忘れましたテヘペロ♪(´ε` )

しょうがないから、近くの町まで買い出しです。全く準備不足も大概にしとけって感じです。

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みんなで集合写真。

仙台の街中の桜は既に散ってしまってる時期でしたが、ここ蔵王はまだ咲いてました!!

また来年もお世話になります。

寺田綱一朗

4/22お誕生日会

新人記者秋葉の奮闘記その2。今回はD1の相澤先輩、M2の佐々木先輩(むんさん)のお誕生日会です。

4月第3週目の惑星大気セミナーも終わり、総員疲れた様子で研究室へ戻る中、密かにお誕生日会の準備が進んでいるようで、進んでいなかった。

「むんさんがいない・・・」

「研究室には?」

「トイレにもいない・・・」

ドタバタとした準備の中、主役のむんさんも無事見つかり、お誕生日会を無事開会。

むんさん

満面の笑みのむんさん。

good shot

CMの撮影会か何かかな?と相澤先輩。

ちなみに今回のケーキはチョコクリームたっぷりのチョコケーキと、フルーツてんこ盛りのチーズケーキタルト。どちらもおいしかったです。チョコケーキはチョコクリーム単品のときと、生クリームと併せて頬張るときとで違った天国に行けるし、果汁がしみこんだタルト生地を噛みしめると、もう、最高。

pat menber

↓ここら辺に秋葉

惑大メンバーそろい踏み。のカットで締めさせていただきます。

以上、不規則な生活習慣を何とかしたい秋葉でした。

 

金星観測@ハレアカラ山頂

ハワイ(マウイ島)のハレアカラ山頂にある東北大学望遠鏡(T60)で金星観測を行うため、3週間程(3/1~22)出張に行って参りました。

今回の観測は、去年12月に金星周回軌道への投入に成功した金星探査機あかつきとの連携として、地上観測と人工衛星による同時観測の実現を目標としていました。

 

3/2に早速ヘテロダイン分光観測を開始し、出だしは好調でした。

…でしたが、可視光のモニターカメラには見えているはずの金星が、なぜか赤外光ではだんだん見えなくなってしまう事態に陥ってしまいました。

装置を幾度となく調整しましたが、原因は改善されませんでした。そこで、一からヘテロダイン分光器を組み直すことになりました。私はヘテロダイン分光器を用いた研究をしていますが、実際にヘテロダイン分光器を組んだことはありません。今回の組み直しで、この装置の光軸調整がいかに難しいかを身に染みて感じました…

before… CIMG4213

after!!CIMG4274

CIMG4268

ヘテロダインを最初に見たときは、かなり複雑な仕組みだと思いましたが、実際に自分自身で組んでみると仕組みをよく理解することができ、光の道筋が明確にイメージできるようになりました。

 

今回の出張では、残念ながら金星の観測結果は得られませんでしたが、自分で実際にヘテロダイン分光器をセットして扱う能力を修得しました。この成果は、今後の自分の研究・開発の大きな財産になると感じております。

高見(M2)