スーパープレッシャー気球とPANSYレーダーによる近慣性周期重力波の同時観測に成功

村田功准教授が参画する研究グループは、南極・昭和基地でスーパープレッシャー気球と南極昭和基地大型大気レーダー(PANSY)による同時観測を行い、高度18km付近の近慣性周期重力波を捉えることに成功しました。また、大気再解析データとの比較から、最新の数値予報モデルでも重力波を十分に表現できないことを明らかにしました。今後も南極上空の重力波観測を継続することで、長期的な気候変動予測の精度向上につながると期待されます。

本研究成果は科学誌 Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II に掲載されました。

詳しくは東北大学理学研究科のプレスリリースをご覧ください。

タイトル:Simultaneous Observation of Near-Inertial Frequency Gravity Waves by a Long-Duration Balloon and the PANSY Radar in the Antarctic
著者:Yoshihiro TOMIKAWA, Isao MURATA, Masashi KOHMA, Kaoru SATO
掲載誌:Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II
doi: 10.2151/jmsj.2024-034