ロシア滞在

6/25から7/31の約40日間、モスクワ北にあるMIPT(Moscow Institute of Physics and Technology [https://mipt.ru/english/])に行って参りました。

私がお世話になったMIPTのLaboratory of Applied Infrared Spectroscopy [https://mipt.ru/english/research/labs/laboratory-of-applied-infrared-spectroscopy] では、赤外ヘテロダイン分光器の研究がされており、ファイバー技術を取り入れた近赤外ヘテロダイン分光器が開発されております。今回は、この近赤外ファイバー技術の習得と中赤外ファイバーの共同研究を目的に訪問しました。中間赤外ファイバーは、現在、実用化に向けて開発されている段階で、ロシアではコア径がµmの細いsingle-modeファイバーが開発されており、東北大学ではコア径がmmの中空ファイバーが開発されています。これらの異なる特徴のファイバーをそれぞれ研究し結果を共有し中間赤外ファイバーのヘテロダイン分光器への導入、また中間赤外領域の衛星観測の実現を目指します。

今回はモスクワで1ヶ月超生活したのですが、MIPTの食堂の食べ物はどれも美味しくバリエーションも豊富で1ヶ月いても全く飽きませんでした。モスクワ近郊に出かけてみると、地下鉄のとんでもない豪華さが驚きでロシアの東南アジアの宮殿のような形をしたカラフルな教会が特徴的でただ散策するだけども楽しめました。ロシアで一番気に入ったのはロシアの国民的ジュースのKBACです。味は甘いビールのような風味で美味しく向こうではよく飲んでました。また、ロシアに行った時は飲んでみたいです。

高見

左上:地下鉄Савеловская駅、右上:救世主ハリストス大聖堂、下:左からOleg Bendrov, Sergey Zenevich, Vyacheslav Garamov, 高見, 笠羽教授, Alexander Rodin, Vladimir Semenov