中川広務准教授、熊本篤史准教授がNASA Group Achievement Awardを受賞

図1 MIMのイメージ図 Credit: NASA [Link]

 

日本、カナダ、イタリア、オランダ、米国の5カ国の宇宙機関が共同で検討を進める次期国際火星探査 Mars Ice Mapper(MIM)のチームが、アメリカ航空宇宙局(NASA)より表彰を受けました。NASAで最も権威のある栄誉賞のひとつである NASA Group Achievement Award は、NASAのミッションに顕著に貢献をしている個人やグループに贈られるもので、東北大学や東京大学の研究者らをはじめとする総勢57名が受賞しました。

MIMは、合成開口レーダ(SAR)を搭載した火星周回機により、火星表面下の水・氷分布を観測するミッションであり、将来の火星有人探査に向けた水資源の把握を第一目的としています。本専攻の地球物理学専攻 中川広務准教授・熊本篤史准教授が Measurement Definition Team として参画し、ミッションコンセプトの洗練・一連の観測目標の定義・そのための搭載装置の最適化に関する検討に従事しました。これらは The Final Report of the International Mars Ice Mapper(I-MIM) Measurement Definition Team(MDT)として公開されています。

■受賞者:中川広務(地球物理学専攻 惑星大気物理学分野 准教授)
熊本篤史(地球物理学専攻 宇宙地球電磁気学分野 准教授)

■賞名:NASA Group Achievement Award

■参考:The Final Report of the International Mars Ice Mapper(I-MIM) Measurement Definition Team(MDT)