[2017/3/30] コズミックフロントNEXT「太陽系最大の惑星 木星の謎に挑む」

(黒田客員研究員 [NICT])
3月30日木曜22:00からNHK BSプレミアムで放送されたコズミックフロントNEXT「太陽系最大の惑星 木星の謎に挑む」に黒田剛史客員研究員(情報通信研究機構)が出演しました.黒田さんは,2017年度から客員准教授となります.

また初っ端には,JAXAの紫外線・極端紫外線望遠鏡衛星「ひさき」とハッブル宇宙望遠鏡を主軸とした木星オーロラ・磁気圏共同観測キャンペーンの話題が取り上げられ,本学出身の木村智樹さん(現:RIKEN)が長々と

番組の主題は「NASA探査機Juno」の話を前振りに,木星の「巨大磁気圏と強力なオーロラ活動」「大赤斑とその消長:だんだん小さくなっているのですよね」「その内部構造:金属水素とその運動による巨大な磁場生成)」「その起源:どのように,今の位置で木星のような惑星が比較的短時間で生成できたか」そして「木星の大気とより上層の電離圏との結合:先のNature論文ネタでもあり,我々の地上観測の狙いでもある」でした.木村くんは「トップバッター」,黒田くんは「おおとり」の顔的な役回りでしたね.

Junoの成果話がもっとでてくるのかと思っていましたが,まだ「First Results特集号」も出ていないので(もうすぐ出るが),「Juno成果特集」という意味では時期的にちょっと時期尚早でしたね.いずれにせよ,黒田くんネタでもあった「欧州次期木星探査機JUICE」につながっていく話であり,また我々がちょうど開発中のRPWI(5月に「EM = 試験モデル」の対欧州出荷を控える)にも連なっていく話でした.